月: 2023年6月

自宅のケアだけでは、なかなか改善しないのが肌トラブルです。本格的に肌を改善したい方や、軽いシミ、しわの除去など、高価な美容液を買ったのに効果が無いという方は必見の、美容皮膚科ならではの人気コースがあります。美容皮膚科で人気があるのは、サーマクールや光フェイシャルなど、肌のコラーゲンを増やす光を照射する療法です。こちらは痛みもほとんど無く、しみやたるみに効果があります。

1回の施術では、効果はあまり感じられない事もあり、数回に分けて通院するコースが人気です。お値段は皮膚科により異なりますが、高額になるものもあります。初回のみ5000円、など低価格でお試しを行っているところもありますので、体験してみて決めるのも良いです。高価ですが、肌にハリが出て、効果も長持ちします。

注射や痛みが無いので、安心して施術できます。お値段が安く、トライしやすいのが、ケミカルピーリングやイオン導入です。ピーリングで肌の古くなった角質や毛穴の汚れを取り除き、イオンで美容成分を肌の奥に導入します。毛穴や、くすみ、軽いシミに効果があります。

古い角質を取り除くことで顔色も明るく、化粧ノリが良くなります。しかし、深いシワや濃いシミにはあまり効果は出にくいです。美容皮膚科で最もトライしたい、という声が多いのが、ヒアルロン酸注入です。1回の注射で、気になる深いシワに効果があり、約半年から1年効果があるとされています。

顔に注射を打つことに抵抗がある方も多く、皮膚科の先生のコメントや口コミなどを比較して選ぶと良いです。また直接、来院して先生に相談してみると良いでしょう。美容皮膚科の美容液やクリームもとても効果があるものが多いです。

美容皮膚科は、医学的・皮膚科学的に根拠のある美容治療を目指す皮膚診療の１つの分野で、疾患の治療だけでなく美容を目的とした施術が扱われています。その歴史は比較的まだ浅く、日本美容皮膚科学会は1987年に日本皮膚科学会内で研究会として発足したのが始まりとされ、1994年に１つの独立した学会として組織化しています。つまり、発足から現在に至るまで約30年程度で、長い歴史を有する日本の各診療科学会の中では比較的新しい診療科となっています。また、学会員数も増加傾向にあるものの準会員を含め全国で約2000名程である為、一般の方には未だ馴染みが薄い存在です。

もっとも、男女を問わず美容に対する関心の高まりから注目を集める診療科でもあり、知名度もこれからの段階にあります。そこで、この美容皮膚科の特徴は、根拠に基いた医療を中心として皮膚の生理的な構造やそのメカニズムを研究し、その成果を臨床治療に活かすと伴に医薬化粧品やレーザー等関連機器、また新たな治療薬等の知識も広く身に着け皮膚科学的に根拠ある美容治療が取り組まれています。その具体的な治療では、シミやたるみ、ニキビ、毛穴や脱毛などを皮膚に於けるトラブルやコンプレックスに特化しており、ヒアルロン酸やボトックス注射、レーザー施術、ケミカルピーリングまたスキンケアの指導などが行われています。そして、これらの治療は美容整形外科等でも扱われていますが、皮膚科学に基づいた専門性の高さと表層を整えるだけではない立体的構造にアプローチを図る点で独自性があり、治療の新たな道を切り開き、これから発展が期待される診療科分野です。